JR北海道の函館保線管理室によるレールの計測データ改ざん問題は、国土交通省の3回目の特別保安監査に発展した。  改ざんは最初の監査前日、異常を隠蔽する目的で組織的に行われた可能性が高い。このため、同省は異例の抜き打ち方式で監査に臨むが、本社が改ざん前の計測データを入手しながら同省に報告しなかった理由などが、監査の焦点となりそうだ。  ◆国交省幹部、怒り  「鉄道を担当して30年。鉄道会社の改ざんが取りざたされるなんて初めてだ」  14日、ある国交省幹部は怒りをあらわにした。別の幹部も「異常の放置も悪いが、改ざんはそれと一線を画す悪質さだ」と語気を強めた。9月の監査で、同社にだまされた格好の同省は、今回の監査で函館保線管理室以外も徹底的に調査する方針だ。