がれきが撤去され荒れ地が広がる被災地で、空を泳ぐこいのぼり(4日午後4時33分、宮城県石巻市で)=飯島啓太撮影

 100匹余りのこいのぼりが、更地になった住宅跡の上空を勢いよく泳ぐ。

 石巻湾を望む宮城県石巻市南浜町の一角。「松本」「宇都宮」など県外ナンバーの車がひっきりなしに立ち寄り、訪問者が手を合わせる。

 こいのぼりは、「殺風景になった街並みに彩りを取り戻したい」と、配管工事業の黒沢健一さん(42)が自宅の跡地に掲げた。2011年の春は8匹、昨年は50匹。今年は全国の人からたくさん届き、激励するかのように尾を振っている。