三陸鉄道の記念切符(手前)とプロジェクト商品を紹介する竹野美貴子さん=岩手県大船渡市(渡辺陽子撮影)(写真:産経新聞)  東日本大震災の被災を乗り越え、南リアス線の一部が2年ぶりに開通した岩手県の「三陸鉄道」。復興への着実な歩みを祝って、地元文具店らによる支援団体「ぼんずプロジェクト」と三鉄が共同製作した記念切符が発売されている。企画したタケノ文具(同県大船渡市)の竹野美貴子さん(31)は「地元を盛り上げたい思いは、三鉄と同じ」とエールを送る。  運転が再開された区間(盛(さかり)駅から吉浜駅行き)が印刷された記念切符は、運賃と同じ680円で千枚限定。専門業者に依頼し、震災の大津波で流された大船渡市の被災松を紙状に薄く加工したものを使った。縦4センチ、横15センチほどで、マツの自然な木目が美しい。手に取ると、すがすがしい木の香りもほんのりと漂ってくる。「三鉄と一緒に、大船渡の風景も思い浮かべてほしい」。切符にはそんな願いが込められている。