運転停止中の九州電力玄海原子力発電所(奥)=佐賀県玄海町で、原田哲郎撮影

 九州電力玄海原発の立地自治体である佐賀県玄海町で17日、町議選(定数12)が告示される(22日投開票)。2011年3月の東日本大震災後、玄海原発が運転停止してから初の町議選だが、選挙戦になるかは微妙で無投票の可能性もある。九電は今年7月に再稼働に向け安全審査を申請しており、町民だけでなく、町外からも「選挙をせず、再稼働を巡る論戦をしないのはおかしいのでは」という声が上がっている。【原田哲郎、田中韻】

 玄海原発1号機が運転を開始して38年。町の年間予算約80億円のうち6〜7割を原発立地に伴う交付金や固定資産税収入が占める。20歳以上の町民約5100人のうち、約1割の約500人が原発関連施設に就労。作業員が宿泊する旅館などを含めると町の約3割が原発関連の収入を得ている。