次々と「ありがとう」などの文字が書かれるハート形のかまぼこ=宮城県気仙沼市で、小川昌宏撮影  東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市のかまぼこ店で、メッセージ入りのハート形かまぼこが、正月の贈答用に人気だ。年の瀬も連日、製造作業が続けられている。  創業85年のかまぼこ製造業「いちまる」は、震災の津波で、店舗は2階天井まで浸水して全壊したが、2011年8月に営業を再開。ハート形は約10年前に、バレンタイン用として生産を始めたもの。震災後、客から「『絆』と書いてほしい」と注文を受け、復興支援への感謝のメッセージなども入れるようになった。12月だけで約3000枚作るという。  今年は「気仙沼」と書いたかまぼこもよく売れている。考案した尾形啓一社長(48)は「被災地を忘れないでほしいという思いを込めた」。1枚578円。