東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから取り出した未使用の核燃料。調査で引き抜かれた燃料棒=東京電力提供

 東京電力は28日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから7月下旬に試験的に取り出した未使用の燃料集合体2本のうち1本の写真を公表。調査の結果、目立った腐食や変形はなかったと発表した。

 東電によると、集合体を分解した際に、燃料棒を束ねる金属部分から最大約2センチの小石が10個程度見つかった。建屋が水素爆発した際に混入したとみられる。小石の放射線量は毎時0.1ミリシーベルト。燃料を調べた作業員の被ばく線量は最大で0.2ミリシーベルトだった。

 29日にはもう1本の燃料も調べる予定。今回の調査結果は、本格的な燃料回収の際に生かされるという。【鳥井真平】