急な火災でも慌てないで消火器を使って火を消そう。日頃の体験がいざというときに体を動かす。8月14〜16日に開かれた「丸の内キッズジャンボリー2012」で(写真:産経新聞)

 東日本大震災に見舞われた岩手県釜石市で、小中学生約3千人のほぼ全員が避難した「釜石の奇跡」。それは、運や偶然などではなく、「想定にとらわれるな、状況下で最善を尽くせ、率先避難者たれ」という「津波避難の3原則」に基づいた防災教育が日頃から行われ、子供たちも真剣に学んでいたことから起こった、必然の成果だった。

 いざというときに何ができるか。大震災を経た多くの人たちの心の中に、災害時に有効な行動がとれるよう、平時から意識を高めておこうという動きが強まっている。

 8月14〜16日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開かれた「丸の内キッズジャンボリー2012」では、東京消防庁が協力したコーナーが幾つもあり、地震の時にどう動いたらいいかを考えたり、火災が起こっても慌てないで、消火器を使って火を消し止める体験をする親子でにぎわった。