長泥地区の四季を写した写真を手に原発事故被害について思いを語る鴫原良友飯舘村長泥区長=東京・霞が関の司法記者クラブで2012年7月13日、梅村直承撮影

 東京電力福島第1原発事故で「帰還困難区域」となる福島県飯舘村長泥地区の41世帯159人が13日、東電に損害賠償を求めて原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)に和解仲介を申し立てた。高い放射線量の被ばくによる精神的損害を含め、請求総額は約42億5000万円。家屋など建物の賠償も追加で請求する予定。

 長泥地区は現在、全域が計画的避難区域の飯舘村の中でも線量が高く、年間被ばく線量が50ミリシーベルトを超えるとされる。

 17日には避難区域の見直しに伴い、年間放射線量に応じて3区域に再編されるが、長泥地区は立ち入りが制限される帰還困難区域となり、立ち入りを5年間制限される。