「うちの仮設商店街にも足を運んでくださいね」。会話が被災者同士を勇気づけていく=岩手県大船渡市で2013年4月21日、根本太一撮影

 岩手、宮城両県の計11仮設商店街の有志らが地場食材を使った料理を競う「復興グルメF−1大会」が21日、岩手県大船渡市の「おおふなと夢商店街」であり雨の中、約1500人が訪れた。

 6商店街が宮城県気仙沼市で開いた1月に続き2回目。「鮭心(さけころ)」と名付けたサケ身入りコロッケで参加した岩手県大槌町の元持幸子さん(38)は「サケのように古里に人が戻って来てとの願いを込めた」。

 割り箸の投票で優勝に輝いたのは夢商店街の「さんまばっとう」。サンマのすり身をすいとんに入れた戦前からの漁師汁だ。舌鼓を打ちつつ自立・再建を期し合った被災者の身も心も温めた。【根本太一】