冷たいみぞれの中、「希望の灯り」の前で阪神大震災の犠牲者の冥福を祈る東日本大震災の被災者たち=岩手県陸前高田市で2015年1月17日午前5時46分、根本太一撮影

 阪神大震災から20年となった17日、東日本大震災の被災地でも地震発生時刻の午前5時46分に合わせ、追悼の祈りがささげられた。

 宮城県石巻市の中瀬公園には冷たい小雨が降る中、地元住民や復興支援団体の職員ら約80人が集まり、キャンドルで「忘れない」「祈」などの文字を形作って兵庫県の方角に向け黙とうした。

 5歳の娘と参加した宮城県東松島市の会社員、畠中のぞみさん(32)は東日本大震災の津波で石巻市雄勝町の実家が流された。「今の神戸の景色を見て、石巻も20年後はどれほど復興しているだろうと想像した。道はまだ遠いが、我が子が大人になっても震災の記憶を忘れぬよう伝え続けていきたい」と話した。