がれき撤去車両の除染作業を行う自衛隊員(2日、静岡県御前崎市の浜岡原発で)

 静岡県は2日、東海、東南海地震などが同時発生する南海トラフ巨大地震による大津波に襲われたとの想定で、中部電力浜岡原子力発電所(御前崎市)や静岡空港などをメーン会場に、総合防災訓練を実施した。

 同地震を巡っては、国の有識者会議が、同県の死者数を最大10万9000人とする被害想定を公表したばかり。浜岡原発での訓練には、在日米陸軍が初参加したほか、陸上自衛隊や地元自治体関係者ら約50人が集まった。

 同原発は現在、高さ18メートルの防波壁建設などの津波対策工事中だが、未完成の状態で津波の被害を受け、原発の全電源が喪失した——との想定で訓練が行われた。米陸軍と自衛隊は、敷地外への放射能漏れを確認するモニタリングを実施。自衛隊は周辺の除染作業も行った。新たな想定で、津波高が最大33メートルとされた下田市では、市民の避難訓練も行われた。