大飯原発敷地内で調査を行う原子力規制委員会のメンバーら。左上の建物は大飯原発1号機=29日午後、福井県おおい町(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)

 追加調査の争点だった地層の「ずれ」について、原子力規制委員会の専門家調査団は今回も、「活断層」と「地滑り」とで見解が分かれた。調査団に地滑りを専門とするメンバーはいないが、地滑り専門家によると、その区別は比較的容易だという。ただ明確に区別するには広範囲な掘削調査が必要で、施設がすでにある大飯原発では判断が難しいとも指摘されている。

 この日の調査後、調査団メンバーの岡田篤正(あつまさ)立命館大教授(変動地形学)は「私が半世紀以上見てきた活断層とは明らかに違う」と改めて地滑りを強調。一方で、渡辺満久東洋大教授(同)は「別の活断層に伴って動いた」と活断層の可能性を譲らなかった。