放課後に集まって、サニーの体を洗う宮城県農業高の生徒たち=宮城県名取市で2012年11月15日、小川昌宏撮影

 東日本大震災で被災した宮城県農業高(宮城県名取市)で飼育され、津波で流されながら生還した乳牛が出産した「サニー」が23日、静岡県御殿場市で開かれる全国規模の品評会に出品される。「奇跡的に受け継がれた命を多くの人に見てもらいたい」と生徒たちも意気込んでいる。

 同校で飼育されていた乳牛は、震災で34頭中20頭が死んだ。サニーは、生き残った牛のおなかの中にいて、昨夏に生まれた。「奇跡の牛」と話題にもなり、昨年10月から同校の仮設校舎で、畜産専攻の生徒らがえさやりなどの世話をしている。