東日本大震災の被災地で行われた、山車を激しくぶつけ合う「けんか七夕」=7日、岩手県陸前高田市

 東日本大震災の津波で被災した岩手県陸前高田市で7日、二つの七夕祭りがあった。地盤をかさ上げする造成工事の本格化が迫り、伝統をとどめる今の町並みを勇壮な山車が彩るのは最後との思いから、地域は特別な熱気にあふれた。

 祭りは、各地区が山車を飾って市街地を練り歩く高田町の「うごく七夕」と、山車を激しくぶつけ合う気仙町の「けんか七夕」。津波で山車も家も軒並み流失したが、それぞれの地元で祭り復活に取り組んできた。

 市は浸水域を10メートル前後かさ上げする計画で、道路の通行止めが徐々に拡大。来夏はいずれも同じ場所での開催が難しく、規模の縮小や休止の可能性もあるという。