鮮やかな電飾を付け、大勢の人たちと被災地を練り歩く山車。奥はかさ上げのための工事車両=岩手県陸前高田市で2014年8月7日午後6時25分、小川昌宏撮影  東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田(りくぜんたかた)市で7日、各町内会が山車の美しさを競って練り歩く伝統の「うごく七夕」があった。散り散りに暮らす住民が地元に集える年に1回の行事だが、土地区画整理事業に伴う工事のため、今夏を限りに休止となる。  津波で山車が流され引き手の多くも犠牲になった一方、「こんな時こそ祭りを」と若手が奮起。全国からの支援もあって震災後も継続されてきたが、一帯では、盆休み明けから高さ10メートル以上の盛り土工事が本格化し、立ち入り禁止となる。  「再開までに何年かかるのか」と、かつて約220世帯が住んでいた「中央祭組」会長の菅野春夫さん(65)。「でも、必ず復活させるよ」。夕立がやんだ更地に、太鼓とはやしの音色が響いた。【根本太一】