「あんぽ柿」作りのため作業場につるされた柿の実=1日、福島県桑折町  福島県北部で特産の干し柿「あんぽ柿」の加工が始まった。乾燥のために実をつり下げた作業場には、鮮やかなオレンジ色のカーテンが姿を見せ甘い香りが広がった。  同県桑折町の平井国雄さん(63)の農園では1日、柿の皮をむいたり、実をつるしたりする作業が行われた。煙でいぶした後、約1カ月乾燥させると完成する。  県内のあんぽ柿作りは東京電力福島第1原発事故の影響で一時自粛したが、昨年から再開。今年は出荷できる地域が拡大した。放射性物質検査で安全を確認した後、全国に出荷される。  平井さんは「真心こめて作ったのでいっぱい食べてほしい。それが私たちの元気になる」と話した。