閉会式でモーグル女子の優勝者を表彰する彬子さま

 6日午前10時15分ごろ、札幌市の白旗山競技場で行われた「宮様スキー大会」の関連行事中、会場内で大きな破裂音がした。行事には故寛仁親王の長女彬子さまが出席しており、大会関係者によると、破裂音は彬子さまから約10メートルの場所で発生。北海道警は現場で、「私がやりました」と話した男を取り押さえた。けが人はいなかった。

 道警によると、男は長さ40~50センチ、直径3~4センチの金属製パイプを持っていた。道警は、火薬類取締法違反や軽犯罪法違反に当たる可能性もあるとみて、破裂音との関連を調べている。事情聴取に対し、男は意味の分からないことを言い、話がかみ合わないという。

 道警や札幌スキー連盟によると、彬子さまは当時、スキーパレードのスタートを見届けた後、コース脇を通り、貴賓室へ向かう途中だった。階段を1段上ったところで、彬子さまの右後方約10メートルの観客の中から、破裂音が1回上がった。

 破裂音がしたあたりから煙が上がっており、男が筒のようなものを落とし、「私がやりました」と両手をあげたという。道警や皇宮警察が、男を取り押さえた。会場には参加者や大会関係者ら数百人がいた。彬子さまは予定通りに次の会場に移動した。

 札幌スキー連盟の和田明副会長によると、世界選手権などの大会では観客の持ち物検査などを行ったことがあるが、「一般のレースでは実施していなかった」(和田氏)という。来年2月に行われる冬季アジア大会に向け「持ち物検査などの対策を検討しなければならない」とした。