宝塚大橋下の武庫川中州に「生」の文字が浮かび上がり、黙とうする制作関係者ら=兵庫県宝塚市で2016年1月16日午後5時46分、三浦博之撮影

 兵庫県宝塚市の武庫川で16日夕、中州に石を積んで作った「生(せい)」の字のオブジェを懐中電灯で照らし出し、阪神大震災の犠牲者の冥福を祈る催しがあった。

 震災発生時刻の12時間前の午後5時46分、縦20メートル、横約10メートルの「生」の文字が暗がりに浮かび上がった。宝塚市の現代美術家、大野良平さん(56)が市民と制作。2011年から毎年開催しているが、台風で中州が流されて昨年は中止した。大野さんは「震災を知らない世代が増えた。生命の大切さを考えるきっかけにしてほしい」と話した。【釣田祐喜】