御嶽山の噴火した時刻に合わせて黙とうする人たち=27日午前11時52分、長野県王滝村の松原スポーツ公園
57人が死亡、6人が行方不明となった御嶽山の噴火は27日、発生から2カ月を迎えた。麓の長野県王滝村にある献花台前では、発生時刻の午前11時52分に合わせ、村民有志の女性らが黙とうや御詠歌をささげた。
村は献花台を御嶽山の中腹に置いていたが積雪が多く予想されるため、人が訪れやすい松原スポーツ公園へ26日に移設した。公園は捜索時に自衛隊などのヘリコプターが発着した場所で、御嶽山を眺めることができる。
村民有志は、村にある鳳泉寺御詠歌会のメンバーら。御詠歌は仏教の教えに節をつけたもので、亡くなった人の供養と、不明者の早期発見を願って唱えた。