御嶽山に入山する先遣隊のメンバー(12日午前4時58分、長野県王滝村で)
昨年9月の御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)噴火による行方不明者6人の捜索再開に向け、長野県災害対策本部は12日、山頂付近で具体的な捜索方法を検討する先遣隊を派遣した。
先遣隊は県警や県、消防の関係者ら44人で編成し、午前5時前に王滝村の登山口から入山した。捜索再開は今月下旬の方針で、今回の派遣は事前のシミュレーション(模擬訓練)の位置付けとなる。隊員たちは火口から1キロ圏内で、捜索棒や金属探知機を使い、火山灰の下を探す手順などを確認する。
また、岐阜県隊の15人も同日、山頂付近で活動を実施する。