行方不明者の捜索が再開され、御嶽山の山頂付近で活動する捜索隊員ら=2015年7月29日午前9時47分、本社ヘリから
昨年9月に噴火し死者57人、行方不明者6人と戦後最悪の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)で、行方不明者の捜索が29日朝、9カ月ぶりに再開された。だが山頂付近にガスがかかってきたため、正午ごろにこの日の捜索は打ち切られ、不明者発見には至らなかった。
長野県災害対策本部によると、重点捜索箇所は剣ケ峰、登山道・八丁ダルミ、一ノ池から二ノ池など山頂周辺。金属探知機やドローンなども投入する。捜索には両県警や消防の計約400人を動員する。【稲垣衆史】