行方不明者を捜索する京都府警の警察官ら=京都府宇治市で2012年8月14日、幾島健太郎撮影

 13日夜から14日朝にかけて近畿地方を襲った豪雨は、京都府南部や大阪府北東部を中心に、床上・床下合わせて約4300棟の浸水被害をもたらした。気象庁によると、15日も近畿地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、激しい雨などに注意が必要だという。

 京都府警などによると、14日朝に自宅が流された同府宇治市の西山栄三さん(69)と妻初美さん(83)は、連絡が取れない状況が続いている。

 また大阪府枚方市の用水路で見つかり、死亡が確認された女性は、同市の老人ホーム職員、成田悦子さん(62)と判明した。

 京都府では約2100棟が浸水し、山田啓二知事は自衛隊に出動を要請。宇治市内の2地区が孤立、自衛隊などのヘリが食料を届けた。府は同市への災害救助法の適用を決めた。大阪府内でも浸水被害は14市町の約2200棟に上った。【まとめ・石川隆】