台風で被害を受けた嵐山の商店街で清掃する人たち=京都市右京区で2013年9月17日午前11時14分、川平愛撮影

 京都・嵐山では17日午前、桂川に濁りが残るものの水は引き、旅館や料亭、土産物店の関係者らが泥やがれきの片付け作業に追われた。一部の店舗は営業を再開し、観光客の姿も見られた。

 渡月橋北側の土産物店では従業員ら約10人が使えなくなった陳列棚やレジを屋外へと運び出していた。中西昇夫社長(61)は「一時は腰の高さまで水につかった。秋の観光シーズン真っただ中だけに今回の被害はつらい。せめて週末の3連休までに再開したい」と損害を確認していた。

 嵐山で有数の高級料亭「京都吉兆嵐山本店」は、庭の植木が折れた程度で浸水被害はなかった。担当者は「被害が少なく不幸中の幸いだった。昼の営業から再開したい」と慌ただしい様子で話した。

 前日、宿泊客の救出に利用された桂川の貸しボートは、川底の土砂の状況が確認できるまで再開できないという。嵐山と亀岡を結ぶ嵯峨野トロッコ列車は、倒木や駅の浸水被害があり、19日再開を目指して復旧を急いでいる。

 保津川下りは乗船場などの浸水被害のため、当面運休するという。