岩泉町の安家地区で懸命に捜索活動を続ける消防隊員ら(3日午前9時5分、岩手県岩泉町で)=伊藤紘二撮影

 台風10号による豪雨で大きな被害を受けた岩手県岩泉町で、一部地域の孤立が続いている。

 町全域で道路の崩落や土砂崩れが発生し、救出に向かう車両が入れないためで、町によると、孤立者数は3日午前7時現在、5地区で計622人。同県久慈市の212人(2日午後5時現在)を加えると、岩手県では計834人となる。町内の孤立地域では3日、自衛隊のヘリコプターによる救出活動が始まった。町は同日中に4集落の約100人を救出させる計画だ。

 岩泉町は、町としての面積が本州で一番広い992・92平方キロ・メートルで、東京23区の1・6倍。人口は、9959人(7月末現在)で、山林が大半を占め、宅地面積は0・3%しかない。