道路が寸断された先で待機する消防車や救急車の列(1日午前10時19分、岩手県岩泉町安家で、読売機から)=鈴木毅彦撮影

 岩手県で11人の犠牲者を出した台風10号の影響で、同県では1日、約1600人が孤立状態となっている。

 北海道では十勝地方の大樹町、新得町、清水町の3町で少なくとも3人が行方不明のままだ。岩手県岩泉町では、自宅に不在で電話などでも連絡がつかない人が18人おり、県警や陸上自衛隊が、さらに安否確認を進めている。

 同県のまとめによると、同日午前6時現在、道路の寸断などで釜石、久慈両市など8市町村の約1600人が孤立。避難所などに身を寄せている住民は5市町村で823人に上り、うち650人が岩泉町の避難者だという。自衛隊はヘリコプターで食料などを空輸し、孤立地域の小学校などに物資を降ろして避難所に運ぶ作業を行っている。

 1日朝の岩泉町災害対策本部会議では、町内全域で停電、断水の被害が確認された。伊達勝身町長は「避難所の備蓄品が尽きる頃なので、しっかり対応する」と述べた。