水害時にどんな靴を履くのが安全か、意見分かれる(2015年9月12日、常総市で撮影)

 関東・東北を襲った記録的な豪雨は常総市など各所に甚大な被害をもたらした。道路の冠水も広範囲で見られ、水かさが膝近くまで来ている場所を歩いている人たちには危険がつきまとう。長靴を履いている人が多いが、「これは危ない!」といった声もある。

 長靴に水が入って歩きづらくなる、というのが理由で、どうしても歩かなければならないのならスニーカーにしたほうがいい、という意見も出た。本当だろうか。

 2015年9月10日放送のテレビ朝日系情報番組「ワイド!スクランブル」ではこの日、東武鉄道伊勢崎線「せんげん台」駅周辺の様子を生放送した。大雨の影響で電車が動かず、通勤、通学の人たちは膝近くまで冠水している駅周辺にとどまるしかなかった。

 それでも移動しようとする人もいて、何かに躓いたのか水の中に転倒する男性の姿も映った。実況中継したアナウンサーは、これだけ水が多いと下に何があるのか分からないから、本気で気を付けなければならない、とし、

  「裸足の人もいるが下が濁っていて見えないので、長靴や何かを履いて渡った方がいいと思われます」

と呼び掛けた。その直後に、気象予報士の船木正人さんがあわてて、

  「実は長靴もよくないんですよ」

と割って入った。長靴以上に水かさがある場合は、中に水が入ってしまい歩きづらくなる。歩く場合は、長い杖のような棒で前を確認しながら、

  「靴はスニーカーなど普段の靴を履くようにしたい」

と注意を呼びかけた。