常総市若宮戸地区のメガソーラー設置現場は一部パネルが撤去されて仮堤防を作るために大量の土が運び込まれていた(撮影・三須一紀)

 茨城県常総市を流れる鬼怒川の大規模水害で、川岸に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設した民間業者が砂丘を掘削したことが氾濫に与えた影響が取りざたされてる問題を受け、建設業者が14日、日刊スポーツの取材に応じた。建設業者社長(45)は、掘削した砂丘が「自然堤防」という認識がなく、同市側に対し、正式な手続きを踏んでいることを主張した。

 鬼怒川の氾濫により大きな被害を受けている常総市若宮戸地区の住民が、「自然堤防の掘削が原因」と主張している。掘削工事が始まった昨年3月から一貫して反対してきた住民は被災後、涙ながらに訴えていた。

 この問題を受け、メガソーラーを設置した建設業者の社長が取材に応じ、高さ2メートル、長さ150メートルあったとされる砂丘に対して「自然堤防だという認識すらなかった」と話した。

 社長によると、13年末に土地を購入した際の重要事項説明書にも「自然堤防」という記載はなく、「見た目でもいわゆる砂の丘で、川の氾濫を食い止められる堤防には見えなかった」と振り返った。高さについても当初から「中央部分は2メートルもなかった」と話した。