2011年3月、小型の無人飛行機が撮影した東京電力福島第1原発。左から4号機、3号機、建屋が残る2号機、1号機(エアフォートサービス提供)

 東京電力福島第1原発事故で、勝俣恒久元会長(75)ら旧東電経営陣3人が大津波対策を怠ったとして、検察官役の指定弁護士は29日、検察審査会の議決に基づき、業務上過失致死傷罪で東京地裁に在宅のまま強制起訴した。

 未曽有の事故をめぐり、証拠や争点を整理するだけでも相当な時間を要するとみられ、裁判の長期化は必至だ。原発事業者に課せられた注意義務の範囲をどう判断するかが焦点となりそうだ。3人は無罪を主張する見通し。

 ほかに起訴されたのはいずれも東電の原子力・立地本部長を務めた武黒一郎元副社長(69)と武藤栄元副社長(65)。