[写真]2011年3月30日、会見で福島第一原発事故の状況について説明する東京電力の勝俣恒久会長(中央)。右は武藤栄副社長(肩書はいずれも当時)(ロイター/アフロ)

 福島第一原発事故をめぐり、東京電力の勝俣恒久元会長ら事故当時の経営陣3人が、検察審査会で「起訴相当」と議決されたことを受け、「検察官」役を務める指定弁護士が決まりました。今後は、公判に向けて捜査が行われることになります。

 先月指定された石田省三郎、神山啓史、山内久光の3弁護士は、いずれも第二東京弁護士会が選りすぐった刑事裁判のエキスパート。今月15日にはさらに渋村晴子、久保内浩嗣の両弁護士も選任されました。しかし、刑事弁護に詳しい櫻井光政弁護士は、「訴追のプロである検察官が2度も不起訴処分にした事件について、起訴を行って有罪に持ち込むのは至難の業」と指摘します。今回の強制起訴をどのように見ればいいのでしょうか。