東京電力福島第1原発の海側遮水壁=9月(同社提供)

 東京電力は26日、福島第1原発の汚染水対策の一つで、汚染地下水が護岸を越えて海に染み出るのを防ぐ「海側遮水壁」が完成したと明らかにした。重要設備の完成で汚染水対策は一歩進んだ。

 しかし第1原発では、大雨のたびに排水路から汚染雨水が海へ流出するトラブルが続いている。遮水壁が完成しても放射性物質の海洋流出が完全に止まるわけではなく、東電は対策を続ける。

 東電は今後1カ月程度かけ、港湾内の海水に含まれる放射性物質の濃度を分析し、遮水壁の効果を確認する。

 海側遮水壁は総延長780メートル。2012年4月に工事が始まり、14年3月に大半が完成していた。