北陸電力志賀原発。右が1号機、左が2号機=石川県志賀町で、本社ヘリから山崎一輝撮影  北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)の敷地内に活断層があると指摘されている問題で、原子力規制委員会の有識者調査団は24日、現地調査後初めて東京都内で会合を開いた。有識者4人全員がデータ不足を指摘し、結論は出なかった。島崎邦彦委員長代理は「現状では活断層ではないと判断することができない」と述べ、北陸電力に追加資料の提出を求めた。  島崎委員長代理と有識者4人は先月、現地で原子炉建屋直下の断層「S-1断層」などを調査。今回の会合でそれぞれ考えを述べた。  S-1断層について、産業技術総合研究所の重松紀生主任研究員は「現地調査で見た調査溝では、判断の手がかりとなる地層の境界が不明瞭」として、「(今のデータだけでは)活断層の可能性を否定できない」と述べた。他の有識者も明確な判断を避け、「調査溝やボーリング場所が原子炉建屋の南東側に偏り、北西側のデータが不足している」との意見もあった。