解体に向け作業が始まった福島第1原発1号機の原子炉建屋カバー=22日

 福島第1原発の廃炉工程をめぐり、国と東京電力は30日、2017年度前半にも予定されていた1号機使用済み核燃料プールからの燃料取り出し開始を、19年度に見直す方針を固めた。プール燃料取り出しに向けた作業の遅れが原因で、原子炉内で溶融した燃料の最も早い取り出し開始も20年度前半から25年度に見直す。

 最大40年と見込まれる廃炉完了までの期間は変わらないが、作業計画を遅らせる形での見直しは初めて。

 原子炉建屋が爆発した1号機は、放射性物質の飛散を防ぐために設置された建屋カバーを解体、がれき撤去後に燃料取り出し用のクレーンを設置する計画となっている。