関西電力大飯原発の(左から)1、2、3、4号機=福井県おおい町で2013年6月17日、本社ヘリから川平愛撮影

 国内の原発で唯一、稼働中の関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町、出力118万キロワット)は15日夜に運転を停止、法定の定期検査に入る。同原発3号機(出力同)も2日に停止しており、国内の原発50基全てが1年2カ月ぶりに稼働ゼロの状態になる。4電力会社の6原発12基が再稼働を求めて安全審査を申請しているが、審査の状況から原発ゼロの状態は今後、数カ月間、続く見通し。需要が増大する冬の電力供給をどう確保するかが課題となる。

 国内では、東日本大震災と福島第1原発事故があった2011年3月以降、各原発は定期検査などで順次運転を停止。昨年5月、北海道電力の泊原発3号機(北海道)が運転停止し、稼働する原発が42年ぶりにゼロとなった。以降、7月に大飯原発3、4号機が再稼働するまで、稼働原発ゼロの状況が続いた。

 再稼働申請している6原発12基では今年7月以降、原子力規制委員会による安全審査が進む。しかし、規制委は「審査には半年程度はかかる」としているほか、再稼働には地元同意なども必要なため、今後の見通しは不透明なのが現状だ。