中部電力浜岡原発=静岡県御前崎市で、本社ヘリから撮影

 中部電力浜岡原発5号機(静岡県)の原子炉内に海水が流入した事故で6日、施設への影響を検討してきた経済産業省原子力安全・保安院が中間報告をまとめた。中部電が報告した流入原因と再発防止策を「妥当」と判断したものの、原子炉内の腐食や継続使用についての判断は、近く発足する原子力規制委員会に引き継いだ。

 事故は昨年5月に発生。発電タービンを回した後の蒸気を水に戻す「復水器」内の細管が破損し、海水が流入した。中部電は、細管の破損原因を「近くにある別の配管の端に溶接されたキャップが傷んで外れ、配管内の水が細管に噴射されたため」と報告した。キャップの構造を見直すなどの再発防止策を講じるとしている。

 保安院はこれを了承した上で、海水流入後の炉内を再現した点検などを検討するよう中部電に求めた。

 中部電は1日までに燃料の取り出しを完了し、12月まで炉内の点検を続ける。【岡田英】