関西電力高浜原発(手前から)4、3号機と(奥手前から)2、1号機=福井県高浜町で2013年6月17日、本社ヘリから川平愛撮影

 原子力規制委員会は16日の審査会合で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)で、関電が引き上げた耐震設計の基になる地震の最大の揺れ「基準地震動」を了承した。最大の課題をクリアしたことで、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)に次ぎ、再稼働に向け審査を優先的に進める原発に選ばれる見通しになった。

 規制委は現在、川内原発の審査に人員を集中し、九電の申請の妥当性を評価する「審査書案」の作成を進めている。今後、関電からの申請を受けて、高浜原発の審査書案の作成にも着手する。ただし、早期の再稼働を目指す川内原発とは異なり、高浜原発は地震想定の引き上げに伴う大幅な耐震補強が必要になる。審査が進んでも年内の再稼働は困難な状況だ。