川内原発1号機(右奥)と2号機=鹿児島県薩摩川内市で2014年7月5日、本社ヘリから須賀川理撮影

 鹿児島、熊本、宮崎県の住民12人が九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働差し止めを求めた仮処分申請で、鹿児島地裁(前田郁勝裁判長)が22日、決定を出す。福井地裁は14日に関西電力高浜原発3、4号機の再稼働を認めない仮処分決定を出しており、判断が注目される。

 川内原発は、2014年9月に原子力規制委員会の適合性審査に全国で初めて合格し、「地元同意」手続きも終了。九電は7月上旬に1号機の再稼働を目指しており、既に使用前検査が始まっている。仮に差し止めの決定が出れば、ただちに効力が生じ、決定の取り消しなどがない限り再稼働できなくなる。

 主な争点は、福井地裁と同様、耐震設計の基準となる基準地震動(想定する最大の地震の揺れ)が適切かどうか。南九州はカルデラ(火山活動でできた広大な陥没地形)が集中し、火砕流を伴う巨大噴火の危険性についても争われている。