敷地内に汚染水タンクが立ち並ぶ東京電力福島第1原発=3月

 東京電力福島第1原発の地上タンクに保管している高濃度汚染水をめぐり、東電が5月中に全約60万トンの浄化処理を「完了」する見通しであることが22日、関係者への取材で分かった。遅れるとされていた海水成分の多い汚染水についても、処理できるめどが立った。

 25日に福島県いわき市で開催される政府や東電、地元関係者らによる会合で報告される。

 通常の汚染水に比べ海水成分が多く、「処理にはさらに数カ月かかる」としていた約2万トンは、処理設備が順調に稼働したため前倒しして浄化を完了。各タンクの底部に残り、ポンプでは吸い上げられない残水は、タンクを解体する際に別途処理する。