中部電力浜岡原発=本社ヘリから木葉健二撮影  中部電力は30日、停止中の浜岡原発(静岡県御前崎市)の津波対策工事の完了が当初予定より1年遅れ、13年12月にずれ込むと発表した。非常用電源などの設置作業が当初の想定より複雑なことが判明したため。中部電は工事完了後に地元自治体などに再稼働への理解を求める方針を示してきたが、工事の大幅な遅れで再稼働はさらに見通せない情勢となった。  中部電によると、作業が遅れるのは、ガスタービン発電機の海抜40メートルの高台への設置や、緊急時海水取水設備の原子炉建屋わきへの設置−−など。設置場所の高台が狭く、取水設備と発電機をつなぐ複数のケーブルが錯綜(さくそう)するなど作業が難しいことが分かった。