4号機原子炉建屋の崩れた壁のわきでは、作業員がエレベーターを使ってがれき撤去に取り組んでいた(12日、福島第一原発で)=代表撮影  東京電力は12日、福島第一原子力発電所を報道陣に公開した。  昨年11月の初公開以降、がれき処理、廃炉工程の進展に応じて、公開する施設、エリアを広げている。今回は汚染水からストロンチウムなど62種類の放射性物質を除去し、環境への放出が可能な法令基準以下に下げる「多核種除去設備」(アルプス)を披露。1日500立方メートルの浄化能力を持ち、本格試験を近く始める。東電では敷地内散水などに活用し、汚染水増加を抑制したい考えだ。  1、2号機の原子炉建屋の山側も初めてバスで通過した。昨夏、1時間で確実に死に至る毎時10シーベルトを計測した排気筒。その排気筒から15メートルほど離れた道路の線量は、1万分の1以下の800マイクロ・シーベルトだったが、それでも背筋が寒くなった。