停止から4年を迎えた中部電力浜岡原子力発電所=静岡県御前崎市で2015年5月13日午後2時37分、本社ヘリから小出洋平撮影

 中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)から10~30キロ圏内の7市町が、中部電と締結を目指している安全協定を巡り、再稼働への「事前同意」を盛り込まない方向で最終調整していることが関係者への取材で分かった。中部電側に抵抗感が強い事前同意にこだわるよりも、具体的な安全対策を求めることにしたためで、協定締結に向けて議論は大きく前進するとみられる。浜岡原発は14日、全面停止から丸4年を迎えた。【西嶋正信】

 7市町は、袋井▽磐田▽島田▽藤枝▽焼津の5市と、吉田、森の2町。

 浜岡原発を巡っては、立地する御前崎を含む10キロ圏内4市(牧之原、菊川、掛川)が静岡県と連名で、東日本大震災(2011年)以前に中部電と安全協定を締結している。この協定に付属する解釈書に「原子炉施設の設置、変更などを行う場合の事前了解が実質的に担保される」と記されているが、この項目は「再稼働への事前同意を意味するものではない」というのが県や4市と中部電との共通認識になっている。