福島県双葉町の上空(本社チャーターヘリから、大西史朗撮影)(写真:産経新聞)

 ■あの日を胸に、未来を信じて、ともに生きる。

 日没から約30分後、廃炉に向けた作業が続く東京電力福島第1原発の明かりが夕闇に浮かんだ。

 原発から6キロ地点の福島県双葉町上空。太平洋岸にある原発には複数の大型クレーンが立ち並び、カバーに覆われた原子炉建屋が白く浮かび上がる。

 その一方、警戒区域で全住民が町外に避難している町は、中心部でも国道6号沿いの街灯などのほかは、住宅の明かりはほとんど見えない。原発事故から2年。町民が故郷に戻れる日はいつになるのか。