29日午後2時ごろ、関西電力高浜原発4号機で、発電開始の作業を始めた直後に発電機が止まるトラブルがあり、原子炉が緊急停止した。外部への影響はない。写真は、3号機(左)と4号機=26日撮影、福井県高浜町

 29日午後2時ごろ、関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)で、発電開始の作業を始めたのと同時に発電機が止まるトラブルがあり、原子炉が緊急停止した。
 関電によると、送電する電力の電圧を上げる「主変圧器」の故障の可能性が高いとみられる。原子炉には核分裂反応を抑える制御棒が全て挿入され、冷却は正常に行われており、外部環境への影響はないという。
 関電は原子炉等規制法上の報告対象に当たると判断。原因の究明と再発防止策を原子力規制委員会に報告する必要があるため、営業運転に向けた作業は中断する見通し。高浜町内で会見した関電原子力事業本部の宮田賢司副事業本部長は「まずは原因調査と対策をしっかりする」と述べた。
 4号機は26日に再稼働し、試験運転中で、3月下旬から営業運転を開始する見通しだった。29日は発電機と主変圧器をつなぎ、午後2時ごろから発電と送電の開始を予定していた。
 関電によると、午後2時1分、主変圧器と発電機内部の故障を伝える警報と、電圧測定用の変圧器で異常があったことを伝える警報が発信され、発電機が自動停止。その1秒後に、タービンと原子炉も同時に自動停止した。関電が調べたところ、主変圧器の異常を示す回路が作動していたことが分かったという。