関西電力高浜原発。手前から4号機、3号機=福井県高浜町で、本社ヘリから三村政司撮影

 関西電力高浜原発3、4号機の再稼働をめぐり、立地する福井県高浜町の野瀬豊町長は、3日の町議会で同意を表明する方針を決めた。野瀬町長は同意する条件の一つとして、国と近隣府県で構成する「地域原子力防災協議会」の開催を挙げていたが、事務局の内閣府から近く開く方向との連絡が2日にあったという。

 再稼働に必要な地元同意のうち高浜町・町議会の双方が出そろい、焦点は県議会(36人)と西川一誠知事の判断に移る。

 県議会で最大会派の自民党県政会(26人)は、12月議会の最終日(17日)までに同意を判断する可能性がある。西川知事は議会の議論を踏まえた上で「県民に信頼される判断をしたい」と述べている。

 高浜3、4号機は2月に原子力規制委員会の安全審査に合格。現在は再稼働の最終準備である「使用前検査」に入っており、関電は来年1月下旬にも3号機を再稼働させたい考えだ。

 一方、福井地裁が運転差し止めの仮処分決定を4月に出しており、これが覆らない限り再稼働はできない。