関西電力高浜原発(手前右から)2号機と1号機。奥は(右から)4号機と3号機=福井県高浜町で2016年3月10日午前10時22分、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)が20日、運転から40年を超える老朽原発として初めて、新規制基準に適合したと正式に判断された。原子力規制委員会の「合格」決定を地元の経済界などは歓迎するものの、予想外の経緯をたどる熊本地震の発生後でもあり、懸念の声は強い。

 「良かった。以前のように原発の稼働が普通のことになってほしい」。電力関連の取引がある高浜町の板金会社社長、松岡明雄さん(66)はほっとした様子で話す。熊本地震に関しても「この辺りは大きな地震が少なく、影響はほとんどないと思う」と話す。飲食店を営む高田一さん(66)も「安全と判断されれば、運転開始40年を過ぎても動かすべきだ。再稼働で原発関連の客も増え、地元経済にはプラスになる」と期待する。地震については「規制委が審査をして大丈夫と言っているのだから、信じるしかない」と強調した。