原子力規制委員会は16日、運転開始から12月で40年になる関西電力美浜原発3号機(写真左奥)について、20年間の運転延長を認可した。老朽原発の運転延長認可は3基目=9月28日撮影、福井県美浜町

 原子力規制委員会は16日、運転開始から12月で40年になる関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)について、20年間の運転延長を認可した。

 老朽原発の運転延長認可は、6月の関電高浜原発1、2号機(同県高浜町)に続き3基目。

 東京電力福島第1原発事故を受け、原発の運転期間は原則40年と定められた。田中俊一委員長は「延長は相当困難」と述べていたが、申請があった3基全てで認めており、原則の形骸化が進んでいる。

 美浜3号機は安全対策の追加工事が必要なため、再稼働は2020年3月以降の見通し。高浜1号機は19年10月以降の再稼働を目指しており、老朽原発が20年前後に相次いで動きだす。

 規制委は美浜3号機について、交換不能な圧力容器が今のペースでもろくなっても問題はないと判断。設備点検など関電の対策を妥当と認めた。