高速増殖原型炉「もんじゅ」=福井県敦賀市で2015年10月7日、本社ヘリから三村政司撮影  福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉を求める弁護士らが8日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、原子力規制委員会に対し、もんじゅの設置許可処分の取り消しを求める訴訟を起こすことを明らかにした。原告は福井県民ら数十人を予定しており、25日に東京地裁に提訴する。  もんじゅを巡っては、原子力規制委員会が11月、日本原子力研究開発機構に代わる新たな運営主体を半年後をめどに示すよう文部科学相に勧告している。提訴は勧告を受けた動きで、1995年に起きたもんじゅのナトリウム漏れ事故から20年となる8日に発表した。  会見で弁護士らは「もんじゅは冷却材にナトリウムを使っており、高い技術力が求められる。勧告で機構に技術力がないことは明らかだが、他の運営主体になっても同じ問題は残る。『看板の掛け替え』のような組織を作ることは許されず、規制委員会の勧告を支える趣旨で提訴を決めた」と話した。【島田信幸】