島根原発。左奥から1号機、2号機。中央手前は3号機=松江市鹿島町で2015年11月12日、本社ヘリから三村政司撮影

 中国電力は28日、島根原発(松江市)の南約2キロを東西に走る活断層「宍道(しんじ)断層」の長さの評価について、従来より西側に3キロ延ばした25キロに見直したことを明らかにした。想定地震の最大の揺れ「基準地震動」を最大600ガルとしていたが、今回の見直しで引き上げを検討する。引き上げが必要になれば、4000億円程度とされていた再稼働対策費が膨らむ可能性もある。

 松江市で28日、30キロ圏の自治体に説明した。29日には原子力規制委員会の審査会合で報告する。

 中国電は2013年12月、島根2号機の再稼働に向けた安全審査を申請。規制委は断層の長さを確定させるためのデータが宍道断層西端で不足していると指摘していた。同社幹部は「(22キロという従来の長さの)見直しを求められるようなデータは得られていないが、安全性に万全を期す観点から見直した」と説明した。【曽根田和久】