川内原発1号機の原子炉内に装着される燃料集合体=鹿児島県薩摩川内市で2015年7月8日午後2時29分、和田大典撮影

 九州電力は8日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉に核燃料を装着する作業を報道陣に公開した。九電は8月中旬の再稼働を目指しているが、2011年5月から約4年間停止しているため、慎重に今後の点検を進める考えだ。作業は157体の燃料集合体(長さ4.1メートル、重さ約700キロ)を1体ずつ原子炉に入れており、7日から始めて10日に終了する見通し。

 作業は24時間態勢で、協力会社も含めて計約50人が2交代で進めている。原子炉建屋に隣接する建屋で、作業員が双眼鏡を使って使用済み燃料プールに保管されている燃料集合体の位置を確認。「よし」などと声を掛け合いながらクレーンで燃料集合体を引き上げていた。その後、燃料集合体を横倒しにして原子炉建屋に搬入。別のクレーンで原子炉上に移動し装着した。作業員はクレーンに付いたカメラの映像をモニターで見て、燃料集合体が決まった位置に入るように確認していた。放射線を遮蔽(しゃへい)するため、燃料集合体は水中を移動していた。1体の装着に約20分かかる。

 8日午後4時時点で、全体の4割に当たる計61体の燃料集合体が原子炉に装着された。