原発反対派の抗議に備え、厳重な警備態勢を敷く警察官ら=11日午前11時3分、鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原発ゲート前(寺口純平撮影)(写真:産経新聞)  「原子炉が起動しました」。予定通りの午前10時30分ちょうど。核分裂反応を抑える制御棒が引き抜かれ、止まっていた原発がついに動き出した。11日に再稼働した九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)。東京電力福島第1原発事故を経験した日本の原子力政策の大きな節目となったこの日を、地元住民らは期待感を持って迎え、原発関係者らは「二度と事故は許されない」と気を引き締めた。  「起動前準備が整いました」。午前10時23分、川内原発の中央制御室。運転操作員がそう告げ、発電所内には「ただ今から、1号機原子炉を起動します」との放送が流れた。  緊張感が張り詰めた午前10時半、操作員が制御棒を操作するレバーを動かした。これを受けて当直長が「起動」を宣言した。