九州電力川内原発1号機の原子炉容器から取り出される燃料集合体(中央)=鹿児島県薩摩川内市で2016年10月17日午前11時25分、尾垣和幸撮影

 九州電力は17日、定期検査のため運転を停止している川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で原子炉から核燃料の取り出し作業を報道陣に公開した。新規制基準に基づいて再稼働した原発で、定められた期間運転した後に燃料が取り出されるのは初めて。

 1号機の原子炉容器は燃料棒を束ねた燃料集合体(長さ約4メートル、縦・横約20センチ)が157体納められている。作業は特殊クレーンで燃料集合体を1体ずつつり上げ、輸送管を通して隣接する建屋の使用済み燃料プールに納められていた。

 取り出し作業は15日夕から始まり、早ければ17日中に終了予定。炉内の検査を終えた後、燃料は3分の1を新たに交換し、11月下旬から炉内に戻す作業を始める見通し。

 九電は鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事の要望を受け、先月から定期検査と並行して10項目の特別点検も実施している。

 定期検査は、原子炉等規制法で営業運転再開から13カ月内での実施が定められている。1号機は定期検査のため今月6日に原子炉を停止していた。2号機は12月16日から定期検査をする予定。【尾垣和幸、杣谷健太】